ライジングブルIPO情報~ファンペップ(4881)

株式会社 ファンペップ
銘柄  ファンペップ(4881)
市場 マザーズ
上場日 2020/12/25
公募価格(仮条件) 650円(650円~730円)
PER(仮条件PER) -倍(-倍~-倍)
主幹事証券 SBI
公募売出総額(仮条件時) 20.4億円(20.4億円~22.9億円)
時価総額(仮条件時) 108.8億円(108.8億円~122.2億円)
初値予想レンジ 650円~800円
需給度合(S~D ) B
注目度(S~C ) B
BB参加推奨度(5段階)
短期参加妙味度(5段階) ★★
中長期保有妙味度(5段階) ★★
<事業内容>

阪大大学院医学系研究科の研究成果である「機能性ペプチド」の研究開発を進め、医薬品や化粧品、医療機器などの事業分野に実用化することが主な事業。

ペプチドとはアミノ酸が2~50個程度が結合した物質のことで、そのうち生体内で機能するものを機能性ペプチドと呼びます。阪大大学院が探索研究により同定した血管新生作用を持つ機能性ペプチド「AG30」を起源に、機能を増強した「SR-0379」、新しい機能を付与した「AJP001」、多機能の活性を示すペプチドの特定の機能が消失している「キュアペプチン」などを見いだしており、それぞれ開発を進めています。

【パイプライン】

●SR-0379

抗菌活性を併せ持った皮膚かいよう治療薬として、現在日本で第3相臨床試験の準備段階まで開発が進んでおり、塩野義製薬と全世界のライセンス契約を結んでいます。

●AJP001

抗体誘導ペプチドの創薬プラットフォーム技術として利用しており、先行開発品「FPP003」は乾癬(かんせん)薬として豪州で豪州第1/2a相臨床試験を実施しています。大日本住友製薬と北米のオプション契約を結んでいます。また「FPP004」は前臨床段階にあり、花粉症(季節性鼻炎)などさまざまな研究テーマが進行中。

●キュアペプチン

血管新生作用を持たず、幅広い抗菌活性を持つペプチド。抗菌活性を生かし、化粧品や医療機器分野への応用を検討。

このほか2020年4月から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の制御に重要な予防ワクチン開発に向けて、大阪大学アンジェスとの間で次世代デオキシリボ核酸(DNA)ワクチンの共同研究を実施しています。

2019年12月期の連結事業収益の構成比は医薬品などの研究開発事業100%。主な販売先は塩野義33.2%、メディパルHD33.2%、大日本住友33.2%。